FLAVA様のメインブランドであるJIGGYS SHOPのサイトおよびメールに、Vue.aiから出される最適なRecommendation Widgetを適応させて、効果検証を短期間で実施しました。またこの効果検証は、FLAVA様がPlanされている次期システム(2020年3月リリース予定)のRe-Designや、次世代型AIアパレルShopの構想策定を兼ねたものとなります。

Flava

大阪本社でのPJ会議の様子

左奥より、FLAVA 木村様、真田様

右奥より Mad Street den 真家、FLAVA 山本様

MSDを知ったきっかけと、パートナーに選んだ理由を教えてください

木村様:

テクノロジーの進化とカスタマーエクスペリエンスの優越を、どのように早く自社サービスに組み込んでいくかが今後のビジネスのキーになってくると実感していました。2019年度より、パートナーとなってくれるAI企業を模索し、ファッションに特化したAIに強みを持っている企業のリサーチをする中で、KDDIがMad Street Den社(以下MSD)のVue.aiに出資しているという記事を見て、MSDのサイトより問い合せをしました。

国内にもアパレル系に強い同様のAI企業が2社あり、機能、将来性、現段階での実績などから検討を続けていった結果、国内2社ではまだ構想中(現段階で実績はない)であった機能が、MSDで既に実績とて既に事例があったことが決め手となりました。国内のAI業者を含めて3社を比較し、海外業者の実績を取ったわけです。

MSDにとっての日本初のプロジェクトでしたが、懸案はありましたか?

<国内での実績について>

木村様:

プロジェクト開始前に何度かMSDとミーティングを設けて、その際に、海外の大手アパレルで実際どのように使われているかの説明を受けました。ベースとなっているのは画像認識機能であり、色や服のデザインは世界共通部分が多いので、日本でも可能だと思いました。

<言葉と文化の壁に関して>

木村様:

英語でのコミュニケーションについては自信はありませんでしたが、今回のプロジェクトは、日本法人のカントリーマネージャである真家さんに、直接PMとしてコミュニケーションとマネージメントの部分をお願いすることになり、安心できました。

真家:

コミュニケーションに関してはFLAVA様にもかなり協力をしていただきました。週次ミーティングや直接会話をしなければいけない部分は私が間に入りましたが、Slackなどでの文字のやり取りはほぼ英語でやっていただいたので、本当に助かりました。

真田様:

Slackでのコミュニケーションは本当に良かったですね。動きの確認を動画などでもコミュニケーションができて、回答も早かったです。

ファッションAI導入の効果についてはいかがでしたか?

木村様:

いくつかのWidgetのテスト稼働開始から3週間目のトラッキングで、例えば、Vue.ai経由でお客様が商品詳細ページをクリックした回数は、そうでないお客様の8倍にもなりました。Vue.aiのリコメンをクリックした人の1件のオーダー金額は、関与のない人に比べて1.4倍のバスケットサイズになりました。

こうした結果は全て、Widget(Similar Products、Trending Products、Recently Viewed Product、Complete the lookなど)ごとに分析ができるので、反応があまりよくない場合はリコメンを表示する位置や数などの調整も提案をしてもらい、週次で調整をかけていっています。

5x

Revenue Per Visitor

4x

Conversion Rate

40%

Higher Average Order Value

8x

PDP Page Views/Visit

プロジェクト全体を通して良かった点はどんなことでしょうか?

<プロジェクトの進行>

木村様:

議事録とPPTの資料(週次)で、決まっていることと決まっていないことを明確にしてもらえたことがよかったですね。安心感がありました。Action Plan、ステータスも明確でした。どのタスクをいつまでに誰がするのか、またそのフォローもインド側が中心となって実施していただけました。

<ツールの作り込みや使いやすさ>

真田様:

APPのUIが使いやすく、各ページへのWidgetの埋め込みの調整がAPPの選択画面だけで実装できた点がよかったです。

ダッシュボードもリアルタイムで更新されるので、日々のユーザ行動やWidgetごとの効果もわかり、どうすればよい結果が出てくるのか、何を改善すればよいのかが明確になってよかったです。

ツールは使いやすく、Widgetがたくさんあるのがよかったです。ページごとに使えるものと使えないものの選択もできて便利でした。

今後のタスクについて

木村様:

ダイナミックパーソナリゼーション(顧客個人の動向をリアルタイムに反映して、常にクリックした瞬間における最新最適のリコメンドが表示される機能)で、どの程度の数値が上がっていくか、またリコメンドの中でのコーディネーション機能のAI学習によって、どの程度精度が上がってくるか、新サイトでのVue.aiの実装と検証を引き続きMSDのチームと一緒にやっていきたいです。

また、MSDの持っている別の商品(3Dモデルや、Videoコマース)の検討もしています。顧客に魅力的なUXをMSDと一緒に今後も提供していきたいです。

FLAVA様会社概要

社名 株式会社FLAVA
本社所在地 大阪府大阪市西区新町
会社設立 2007年2月
決算期 2月
事業内容 アパレルECを中心とした小売業
  • JIGGYS SHOP事業(メンズアパレル)
  • Crazy Ferret事業(メンズアンダーウェア)
主なオリジナルブランド

roshell

SEANA

FICUS

売上高 3,460百万円(2019年2月期)
資本金 412百万円
従業員 46名(パート従業員含む)
代表取締役 藤井 裕

取締役

取締役(非常勤)

取締役(非常勤)

取締役(非常勤)

木村 祥司

白石 智哉

杉田 庸子

小板橋 貴尚

主な取引先銀行

りそな銀行

南部銀行

商工中金

JIGGYS SHOPについて

オーセンティックなものをベースに、時代のトレンドを織り込むことで生まれる個性や独創性を具えたものづくり。サイジングとコーディネートで時代を反映した、新たなスタンダードスタイルを創造するショップです。

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